
12月、本格的な冬の寒さの到来。毎年この時期になると、「何を着て走ろう?」というのはサイクリストの悩みの一つでは。そこで今回 、Velodash はそんな冬の服装の悩みを解決すべく、冬ライドの着こなしの攻略を皆さんにご紹介。
1、重ね着のテクニック
冬のサイクリングは、重ね着することが基本的な防寒対策。重ね着は「インナー・ミドル・アウター」の3つに分けられ、それぞれ「汗の吸収・保温・防風」の役割があります。
寒い季節のサイクリングのポイントは、防寒しながらも快適に走れること。汗が乾く速度よりも発汗する速度が速いため、保温性だけ優れたインナーウェアだと、かえって汗冷えしやすくなります。なので、インナーウェアには汗の吸収性・速乾性に優れたものを選びましょう。
また、加えてミドルウェアを着用することで、身体の熱を逃さない保温効果が得られます。中には、ミドルウェアを着ずに羽毛付きアウターを身に着ける方や、半袖のウェアとアームウォーマーを併用して防寒対策する方もいますが、個人個人の好みや耐寒性に応じて着方を工夫することも可能です。
最後に、防風・防水性能のあるアウターを使用することにより、冷風や雨・雪から体を守ります。アウターは運動量や、気温差に応じて、前部のチャックの長さを調節したり、着脱することが大切です。



2、防寒アイテムを活用する
防寒ウェア以外に、頭部や手足の防寒対策も冬ライドの重要ポイント。今回、冬に重宝する防寒アイテムをいくつかご紹介!
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フェイスカバー/ネックウォーマー:顔まわり・首まわりをカバーすることで、首元から冷たい風が上半身に入ってくるのを防ぎます。首元は体表近くを通る動脈が集まっている部位であり、そこを保温することで体感温度を上げることができます。
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サイクルグローブ:乗車時、指先は長時間同じ位置で固定しているため、手先は特に冷えやすい部分。だからといって、厚いグローブを着用すると操作が鈍くなってしまいます。保温性が高く厚すぎないタイプを使用することで、冬でも快適に走ることができるでしょう。
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ビブタイツ/レッグウォーマー:寒い時期、爽快に力強く走るために足元の防寒も大事なポイント。防風、防寒の役割だけではなく、膝の関節を守る効果もあります。また、膝サポーター性能のあるタイツを使用することで、より筋肉や関節の負担を緩和してくれます。



3、冬ライドを楽しむ秘訣
サイクリングウェア、その他アイテム以外に、Velodash 編集部はさらに皆さんに安心・安全に冬シーズンのライドを楽しんでもらうため、さらに4つの秘訣を集めました!
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温水を補給して身体を温める:出発前や、途中の休憩時には出来るだけ温かい水を補給し、冷えた身体を芯から温めましょう。加えてサイクリング前のストレッチや、ウォーミングアップも忘れずに!
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アウター収納の裏ワザ:乗車時、アウターの携帯が面倒な時は、ボトルの蓋を取り外し、アウターの収納ボトルに。走行中、暑くなったら収納し、休憩中または下り坂で寒さを感じる時に取り出して着用できる、簡単な収納法です。
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冬ライドに不可欠な仲間の存在:冬のライドは日照時間が短く、温度差も大きいので、走行時にはルートの状況や自身の健康状態には特に気をつけなければなりません。防寒性に優れ、且つ安全面の考慮から、なるべく目立つ色のウェアを着ることも大事ですが、仲間と共にライドをすることで、走行中もしもの事が起こった場合、一人で漕いでいる時よりも対応性が高まります。それに複数の仲間と走った方が、楽しさも倍増しますよね!
一緒に走る仲間を増やしたい方!是非、Velodash のグループサイクリングイベントに参加して、たくさんの仲間たちと共に安全に楽しくサイクリングを楽しみましょう! -
「スピードは徐々に上げる」がコツ:サイクリストの中には、冬でも半袖、ショートタイツを着用し、乗り初めから飛ばして身体を温める、と考える方もいますが、乗りはじめのうちは、50%の力で15分間を目安に走行するのがおすすめです。そうすることで、足の筋肉を徐々に慣らし、突然の痙攣や筋肉の炎症を防ぎます。
適切な防寒対策と、ウォーミングアップは長くサイクリングを楽しむための近道です。



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